しつこい、と言われそうですが(笑)

クィーンの4人が似ている、というのはすでに言い尽くされていますが、それ以外にも本人によく似ているキャストがいます。

まず、ボブ・ゲルドフ。今は、KBEという称号が名前の後ろにつきます。

サー・ボブ・ゲルドフと呼ばれます。(が、アイリィッシュなので「サー」に関してはどーたらこーたらはありますがこの際無視。)

「ブームタウン・ラッツ」という、アイルランドのバンドのヴォーカルです。

ライブ・エイドを主催した人。

 (その前年に、チャリティーイベントのバンド・エイド「Do They Know It's Christmas?」を主催して、

 曲の作詞もしています。これがきかっけで、アメリカで「We Are The World」が出来たりしてるのですよ。
 
 その話を始めると収拾がつかないので、この辺で(笑))

映画「ボヘミアンラプソディ」で、彼を演じているのは、ダーモット・マーフィーという、

これまたアイルランド出身の俳優さんです。

道理で、訛りがそっくりなはずだ(笑) 

似ているのは、もちろん訛りだけではありません。

出てきたとたんに名前を見なくても、ボブ・ゲルドフだとわかる。

それくらい似ています。

次。

映画の中で、フレディがシングルレコードの「ボヘミアンラプソディ」を、ラジオ局へ持ち込みます。

その時、彼が話をしているDJ、ケニー。

彼の名前は、ケニー・エヴェレットといいます。キャピタルラジオで番組を持っていました。コメディアンでもあります。

フレディの友人。

彼が曲を気に入って、まだ発売前だというのに、何の脈絡もなく一日に何度もボヘミアンラプソディをかけたんだそうです。

当時のイギリスには、ラジオ局がBBC(国営放送)しかありませんでした。民放はありません。

しかも、一日のなかでポピュラー音楽を流して良い時間数が決められていました。(海賊放送はこの際、無視(笑))

ラジオで曲が流れるかどうか、というのは音楽関係者には死活問題だったわけで。

レイ・フォスターがこだわるのも無理はないんですね。

で、この、ケニー役、本人に似ています。

ゲイです、彼。「レイディーズ&レイディーズ」っていうセリフは、マジです(笑)

あ、フレディとは友人でそういう関係になったことは、無い、と思われます。フレディの好みじゃないので(笑)

さて、お次は、ティム・スタッフェル。

クィーンの前身スマイルのヴォーカル兼ベーシスト。

彼を演じている人も、本人(の若いころ)に似ています。

ティムは、今でもブライアンとロジャーと交流があって、映画の為に「Doing All Right」を、録音し直したそうです。

ちなみに、ティムは今も音楽活動をしていますが、デザイナーでもあって、きかんしゃトーマスを創ったそうですよ。なんじゃそら。

ほかにも似ている人がいるんですけどね、できるだけ似ている人を探したんじゃないかと思うんですよ、キャスティング担当の人が。

マネージャーのジョン・リードをやったエイダン・ギレンとか、ちょっと似てたりするし。

ジム・ハットンを演じた人も、雰囲気似てると思うし。

違う人を探すほうが簡単(笑)

ジム“マイアミ”ビーチは、似ていません(笑)

今回のブログは、トリビアっぽいな(笑)

で、トリビアついでに。

アダム・ランバートが、カメオ出演していますね。

ブライアンも出てるとか、ひょっとするとグレアム・キングも出てるかも、とかありますが、

ジョン・ディーコンの息子さんも、カメオで出ています。

なんか、知った時は、なんででしょうね。ほっとしたんです、いろいろな意味で。

言われて思い返すと、ジョンに似てるかも(笑) メイクはしてると思いますが、うん、似てるね。

それと、彼にあの仕草をさせてくれた監督やらグレアムに感謝します。ダメ、って言われてもおかしくないので。

てなわけで、豆知識でした。(違うか(笑))

昨年中は、年末に暑苦しいブログにお付き合いいただきありがとうございました。

新年も、2日に見に行きました、「ぼ・らぷ」(笑)

今年も、クィーンで始まってしまいましたよ(笑)

さて、映画「ボヘミアンラプソディ」

とんでもないことになりつつあるようです。

興行成績70億円を超えました。

うーん、凄いねぇ。


私が、この映画の話を聞いたのは、7年か、8年近く前になります。

聞いたときは、思わずやめてくれ、と思ったものです。

主演男優の名を聞いて、ますます勘弁して欲しいと(笑) 

その役者だとギャグにしかならない。

その後、主演が降りただの、監督がどうのとニュースがあって、

無理だからやめようよ、とそのたびに思っていました。

で、

今年に入って、映画が公開されると聞きました。

正直な感想は、「うぇー、まじか…」でした(笑)

見る気もなかったんですよ、実は。

ところが。

まず、スチール写真を見ました。ラミ・マレックのフレディです。

「お?」

ライブ・エイドの衣装のフレディ。

「え?なんか、いいかも?」

位の感想だったんですが、俄然、見る気になったのは予告を見てからです。

予告を見てまず目に入ったのは、フレディではなく、ブライアンでした。

「なんじゃ、これは!」

が、第一声(笑)

みんな似てる。4人の役者さんたちが素晴らしく努力をされたわけですが、

いや、それにしても似ている。

笑っちゃうくらい似てる。ディーキーも、びっくりするくらい似てる。

もうね、これは見に行かないと(笑)

「絶対後悔する。」

見に行って、正解でしたね。

6回目行きましたが、この映画って、見終わるとすぐに見たくなるんですよ。

本当に、ジム“マイアミ”ビーチと、ブライアンとロジャーに感謝します。

変わり身早い、自分(笑)

事実と違う部分があることを、気に入らないというファンがいるようですが、

正直、私はどうでもいいです。

これは映画です。エンターテインメントです。

脚色・演出があって当たり前です。

演出上、時系列を変えることもあるでしょう。

2時間に収めるために、端折るところもあるでしょう。

それよりも、ずっと大事なことは、きちんと描かれている。

それでいいじゃない。

何より、先に挙げた3人が納得している。それ以上、なにが必要?

ついでに言いますと、にわかファンを叩く人がいますが、やめましょう。

ファンに上下関係はありません。

昨日ファンになろうと、40年前にファンになろうと、ファンはファン。

知っている情報の量が違うだけ。

自分だって、40年前ファンになった直後はにわかだったし(笑)

雑誌やら何やらで知ったことを、興奮して喋ってたんじゃないのか(笑)

この映画を見て、クィーンのファンになっていただけると、なおさら嬉しいです。

クィーン、という、一つのジャンルに収まらないとんでもないバンドがいたことを、

忘れないように。

若いファンが、もっと増えると嬉しい。





あー、まただらだら書いちゃった…(笑)